中国におけるチベット問題は鬼門となっている。特に、ダライ・ラマ14世の動向には気を使っている。そこに台湾が絡んで問題となっている。
2009年9月1日付けasahi.comは、高雄、北京発の記事として、次を伝えている。
『チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世の台湾訪問が、馬英九(マー・インチウ)政権の誕生後、改善した中台関係に影を落とした。訪台理由は台風8号の水害被災者への追悼だが、反発した中国は要人の台湾訪問や大型商談の延期を決めた。台湾内でも与野党の非難合戦が起きるなど政治問題化している。』
今回の訪台は野党民進党が画策したという。水害対応の非難が国内で高まる中、馬総統は被災民感情への配慮から民進党が進めた訪台を容認したとされる。中国の理解は得られると踏み、事前に中国に連絡しなかったのが裏目に出たようだ。
中国側は、『今週予定された南京市共産党トップや中国人民銀行・蘇寧副総裁の訪台は延期。5日にある聴覚障害者のオリンピック「デフリンピック夏季大会」開会 式への中国代表団の出席を見合わせ、年内の交渉入りを目指す両岸経済協力枠組み協定(ECFA)にも影響を及ぼすとの見方が出ている。』と波紋が広がっている。
馬政権に対し、中国は一貫して好意的な対応を取ってきたが、今後の展開が注目される。


どうも中国は、チベットやウイグルなどの民族問題、人権問題の進展がない。
今のところ一党支配で経済成長が第1なのだろうが、世界の大国になり国際社会でリーダーの役割を果たすためには、これらの問題をクリアしなくてはならないと思う。
でも、道は険しそうである。。