インドは中国と並んで今後のエネルギー需要が急激に伸びると予想されている。
エネルギーの確保が課題となるが、その方針が表明された。
2009年9月30日付け朝日新聞朝刊はニューデリー発として、『インドのシン首相は29日、当地で開かれた核の平和利用に関する国際会議で、同国内の原子力発電能力を2050年までに現在の100倍以上にあたる47万メガワットにすると発表した。』と報じた。
エネルギー需要に答えると共に環境に優しいことも強調。
「これにより、化石燃料への依存を大きく減らし、国際的な地球温暖化対策に大きく貢献できる」としている。
現状ではインド国内には17基の原発が稼動中。しかしウランの不足などで発電能力は4120メガワットしかないという。総発電能力(火力・水力を含む)は約15万メガワットで、そのうち原子力の占める割合は約3%になっている。その比率を高めて需要に答えると意向とみられる。


インドや中国が大量に化石燃料を消費するようになると、資源の枯渇や地球温暖化にとってとても厳しい状況になる。
そう考えるとこの選択は理解できる。
しかし100倍とはすごい量。
日本にとっては、原発システムの受注の可能性が広がるので経済的には歓迎されるだろう。
でも、あまりに急激に増やして大丈夫なのだろうか。
特に安全性が心配になる。運営には時間をかけてノウハウを身につけるというフェーズが必要になる。
チェルノブイリの教訓を忘れてはならないし、テロ対策も重要な課題となる。
単にビジネスだけではなく、管理システムも含めた総合的な体制作りのバックアップが求められると思う。