2009年11月30日付けasahi.comはニューデリー発として、
『インド政府が30日に発表した今年7~9月期の実質国内総生産(GDP)成長率は、前年同期比で7.9%の伸びとなり、6%台前半の市場予想を大幅に上回った。』と伝えた。
政府支出と旺盛な個人消費に支えられ、内需が牽引(けんいん)したのが理由。
GDP成長率は今年1~3月期の5.8%増を底に拡大に転じ、今回で回復基調が確認された。中国とならび新興国が、世界経済を牽引する構図も鮮明となった。
GDPの約15%を占める製造業が9.2%の増。耐久消費財の生産が伸び、乗用車の国内販売台数は7月以降、前年同月比2~3割増の状況が続いている。 農業部門も0.9%の増。今年の雨期(6~9月)は1972年以来の少雨で、マイナスを予想する見方がほとんどを占めた中で、プラスを維持した。
政府は、GDPを需要面から分析した統計を発表していないが、間接税などを加えた「市場価格表示」ベースでは、政府消費支出が26.9%の増と突 出した。公務員の給与の引き上げなどを反映した。同ベースのGDPで約半分を占める個人消費は5.6%増、建設・設備投資は7.3%増。一方で輸出は 14.9%の減だった。
一方でインフレ懸念の高まりを理由に、慎重な見方をするエコノミストもいる。
少雨が農産物の供給不足をもたらし、11月8~14日の食料品の卸売価格は、前年同期比15.5%上昇した。米国の低金利を背景に急速に流入する株式市場へのマネーも資産インフレへの懸念を高めている。


日本や先進国が低成長率でデフレに苦しんでいる中、インドは中国と並んで高成長を続けている。両国とも人口が多いだけに、これから国際的な影響力はますます大きくなっていくだろう。
しかし、インドは日本から見てまだ未知の国のようだ。中国に関する報道はこのところよく聞くが、インドに関しては報道も少ないし情報量が中国と比べると圧倒的に少ない。
インド進出を考えている企業も多いようだが、中国以上に壁は大きくて進展しているとは思えない。
文化の違いを認めた上でもう少し相互理解を図る方策を考えなくなくてはならないのではないだろうか。