2009年12月15日付けasahi.comは、
『リビアの最高指導者カダフィ大佐と明治大などの学生が15日、衛星回線を通じた対話集会に臨んだ。カダフィ氏は「これまで日本人を困らせたくないの で、話すことを避けてきた」と前置きし、「原爆を落とした米国に日本人がなぜ好意を持てるのか理解できない」と持論を繰り広げた。』と伝えた。
明治大軍縮平和研究所が主催し、学生ら約730人が参加。都内の会場とトリポリを衛星回線でつなぎ、カダフィ氏が執務室から講演した後、学生の質疑に答えた。
講演では「欧米諸国と違い、日本はアフリカ大陸で植民地政策や侵略行為をしなかった」と評価する一方、「国連で日本は米国に追随してばかり。もっと自由な意思を持たないといけない」とも語った。
学生からは「はっきりと意思表示があった。」との声が出たという。


カダフィ大佐は興味深い人物だ。
リビアで何十年も絶対君主でいられること自体が驚異的。
かつては西洋社会と敵対していて、国際社会の嫌われ者だった。
それが、少し前に豹変して国際社会の仲間入りを果たそうとオープンな話をするようになった。
国内の事情も色々あったのだろうが、どういう心境の変化があったのかも興味深い。
今回の討論会もその流れだと思う。
フランクに話ができるということはとてもいいこと。
翻って現在の西洋社会はイスラム原理主義と対立している。お互い対話することができずに戦争状態が続く。
何が問題なのかお互い対話することはできないのだろうか。
そう考えるとこのカダフィ大佐の変貌が何かヒントを与えてくれないかと思う。
日本としても、キリスト教とイスラム教とはまた違った立ち位置にいる国である。そういう意味では何か中立な立場でお互いの間を取り持つようなことはできないのだろうか。
そういった国際貢献ができれば、確実にノーベル平和賞ものだと思うのだが。