2009年12月15日 付けasahi.comは、
『パンダが竹の葉を好物とするのは、肉の「うまみ」を感じる味覚を備えていないからかもしれない――。中国の深セン(土へんに川)華大ゲノム研究院などのグループがパンダの遺伝子の解析から、そうした可能性を指摘する論文を13日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。』と伝えた。
パンダは遺伝的にはクマに近く、食肉類に分類されるが、なぜ竹を主食とするのか、食性はなぞになっているという。
味覚の関連遺伝子を分析した結果、甘み、塩味、酸味、苦み、うまみの5種類の味覚のうち、うまみを感じるセンサー役のたんぱく質の遺伝子がイヌやヒトと比べて変化していた。うまみの味覚を感じる働きを失っている可能性が推定できるという。
ただ、竹の葉を完全に分解するために必要な消化酵素の遺伝子は見つからなかった。研究グループは「竹の消化は、腸内細菌の働きに頼っているのかもしれない」としている。


面白い研究だ。
がつがつとした肉食でないところもパンダのほんわかとした魅力になっていると思う。
どのような進化過程でそうなったのも興味深い。
たまたま近くに竹林が多かったので適応したということなのだろうか。
人間では意図的に肉食をしなくて菜食の人がいる。
将来、食料事情が緊迫して肉食ができなくなったら、この研究結果で人間も菜食に適応することができるようになるかもしれない。肉食をパンダのように忘れてしまえば文句も出ないだろう。
でも、たまには肉食もしたいからそんな世界になってほしくはないものだが。