2010年1月4日付けasahi.comはワシントン発として、
『約20年後に地球に接近する小惑星が、万が一にも地球に衝突しないように小惑星の軌道を変えるため、ロシア宇宙庁がロケッ トの打ち上げを検討していることがわかった。AP通信が伝えた。実現すれば、小惑星衝突から地球を救う映画のような話が行われることになる。 』と報じた。
問題の小惑星は2004年に発見された直径約270メートルのアポフィス。米航空宇宙局(NASA)の09年の計算によると、29年4月に静止衛星の軌道より地球に近い約3万キロを通過。36年には25万分の1という非常に低い確率だが、衝突の可能性があるという。
同宇宙庁のアナトリー・ペルミノフ長官はロシアのラジオ局に「地球に接近し、衝突の可能性があると聞く。特別な宇宙船で衝突回避が可能だ」と述べた。近く、NASAや欧州宇宙機関、中国国家航天局の担当者を招いた会議を計画しているとしている。
衝突を避けるため、宇宙船をぶつけるなどで軌道を変えることが考えられる。米映画「アルマゲドン」では小惑星を核兵器で破壊して衝突を避けようとするが、ペルミノフ長官は「核兵器は使わない」としている。
米科学アカデミーによると、直径140メートル以上の小惑星が都市や周辺に落下すると、住民や生態系に深刻な影響が出ると考えられている。


地球の数十億年の歴史から見ると人類の歴史は微々たるもの。
人類の記憶にはないが、過去には地球に衝突したことがあることは現在では解明されている。
例えば約6500万年前にユカタン半島沖の隕石(小惑星?)が有名。これによって地球環境が一変して恐竜が滅びたと言われている。
たまたま人類の歴史が短いだけで、今までそういう破壊的な衝突に遭遇していないだけともいえる。
そういう意味でも確率25万分の一といってもこれからその可能性は人類の危機管理として考えておかなくてはならない。それだけのことができる知性や技術を人類はようやく身につけたのだから。
考えようによっては、このような全地球的規模での危機が予想されれば、核問題などで国同士がにらみ合っている場合ではなくなる。
国際的な協力体制を作るよいきっかけになるかもしれない、と前向きに考えることができれば人類も進化したということになるだろう。