2010年1月16日付けasahi.comはワシントン発として、
『米国務省のクローリー次官補は15日の会見で、米インターネット検索大手グーグルに対するサイバー攻撃や中国当局の検閲について、週明けにも中国政府に公式に抗議する考えを明らかにした。米政府が外交問題との位置づけを鮮明にしたことで、台湾への武器売却や通商摩擦など懸案続き の米中関係の新たな火種になるのは避けられない情勢だ。』
と伝えた。
国務省の当局者は14日、在米中国大使館の謝鋒主席公使に懸念を伝達。納得できる説明がなかったことなどから、外交ルートを使った正式な抗議表明に踏み切る。次官補は「懸念を伝えるとともに、何が起きたのかや、中国政府の今後の対応について説明を求める」と語った。
ギブズ大統領報道官も15日の会見で、「検閲中止へのグーグルの試みを支持する。これはインターネットの自由についての我々の信念の表れだ」と述べ、中国政府に検閲をやめるよう外交レベルで協議していく方針を強調した。
米議会の関心も強く、下院外交委員会のバーマン委員長も同日、「委員会ではインターネットの自由の問題と理解している」との声明を発表。クリントン国務長官は21日、インターネットの自由をテーマに演説し、米政府の基本姿勢を明らかにする予定だ。


中国のグーグル問題が、ついに米国政府まで出てくる事態になってしまった。
もともとアメリカは人権問題には敏感に対応しているので、その流れではあるだろう。しかし一企業の問題が米国と中国政府の外交問題にまでなるというのは、かなりの事態。
表向きは米中関係は良好であるかのように見えても火種はいたるところにある証拠にもなっている。
米中関係の悪化は、国際的なリスクの第1にもなっている。
今後、こじれることがないように願いたい。