2010年2月9日 付けasahi.comはロンドン発として以下を伝えている。
『世界知的所有権機関(WIPO、本部ジュネーブ)は8日、2009年の国際特許出願状況(速報値)を発表した。企業別では 1891件を出願した日本のパナソニックが、中国の情報技術企業、華為技術を抜き、2年ぶりに首位を奪還した。日本企業は、NECが8位、トヨタ自動車が 9位、シャープが10位と、上位10位に4社が入った。 』
出願件数全体は前年にくらべて4.5%減の15万5900件で、78年の制度発足以来初の減少となった。
国別では、首位の米国が11.4%減、3位のド イツが11.2%減だったのに対し、2位の日本が3.6%増、4位の韓国が2.1%増、5位の中国が29.7%増と、アジア勢の健闘が目立った。


このところ明るいニュースがない日本だが、この国際特許出願が増えているというニュースには少し希望が見える。
ただ、世界的には5%くらい出願数が減っているというのは気になる。世界同時不況が前向きの姿勢に影響を与えてしまっているのはないかと。欧米の落ち込みからはそう見えてしまう。
しかし、日本を始めアジアの諸国が逆に増えているというのは将来への期待が持てる。
日本は今までは主に製造業で世界の覇者になってきたが、これからはそれにだけ頼ることはできない。製造業では、韓国、台湾、中国が主役になろうとしているから。
今後は、頭を使った知的戦略が重要になってくるだろう。他の国がまだ到達していないアイデアを先んじることが日本にとって意味を持ってくる。そういう意味での知的所有権のアピールは大事。
ただ、中国の増加率にはすごいものがあるので、そちらでもウカウカしていられない。
やはり日本はトップレベルの優れた人材をもっと育成しなくてはならないと思う。
そういう意味での大学を始めとする高等教育機関のレベルが気になってしまう。