2010年3月1日付けasahi.comは、
『市民記者によるインターネット新聞「JANJAN」は1日、3月末で休刊すると発表した。広告収入がここ2年余りで3分の1に落ち込み、経営の見通しが立たなくなったという。 』と伝えている。
韓国のインターネット新聞「オーマイニュース」に着想を得て、2003年2月に創刊。「生活や仕事の現場から、既存マスコミが取り上げないニュースを送る」とうたい、日本でのネットメディアのさきがけとなった。
これまでに登録した市民記者は約8千人。閲覧数は08年度に月1千万件だったが、09年度上半期には月2千万件に伸びていたという。
しかし閲覧そのものは無料なため、経営改善に直結しなかった。ブログやツイッターなど誰にでも簡単に使える個人発信型の技術が広まり、市民メディアとしての存在意義が薄れたことも休刊の理由だという。
竹内謙社長は「ネットの世界は無料という考えがあり、有料化の検討はしなかった。ひと休みして新たな構想を練り直したい」と話しているという。


寂しいニュースである。同サイトは市民目線のジャーリズムとしてよいお手本だった。
投稿者も実名だったし、信頼が持てるものだった。
閲覧数が増えてきているにもかかわらず、このような良識のあるメディアが経費を出せないという理由で消えてしまうというのは、とても残念である。
確かに、ブログやツイッターといった新しい技術は誰でも発信が簡単にできるという点では優れている。
しかし、この内容は玉石混交であり、とても一つ一つ見ていくことはできない。
その点、そこに行けば信頼できる情報が手に入るというポータル的なニュースサイトというのはとても貴重な存在である。
大手の新聞社にも同じようなことが起こっていると聞く。
我々も良質な情報が只で手に入るという常識?は捨てなくてはならないだろう。
そうしないと、世の中がノイズだらけの混沌とした情報にあふれてしまい、進むべき道を見出せなくなってしまう。