2010年3月7日付けasahi.comはニューヨーク・ロイター発として、以下を伝えている。
『ロイターと調査会社イプソスが23カ国の2万4000人余りを対象に実施した調査で、5人に2人以上がわずか数時間でも日常から逃れるためによく映画を見に出かけることが分かった。 』
調査は昨年11月から今年1月にかけて実施。
「映画は自分にとって現実世界からの逃避で、できる限り頻繁に見に行く」という項目に「同意する」と答えた人の割合は全体で42%。トルコ(67%)やインド(61%)、韓国(54%)、オーストラリア(52%)で特に高かった。日本は41%だった。
逆に「同意しない」と答えた人の割合はハンガリー(76%)、オランダ(74%)、メキシコ(74%)、スウェーデン(71%)、ドイツ(70%)などで高く、全体でも58%と半分以上に上った。日本は59%だった。


面白い調査である。
世界的に見ると日本はちょうど平均値であるというのも興味深い。
一般的にみると、現実の日常生活が経済的、精神的に大変な状況のときに、現実逃避したくなるのではないかと思う。
ある程度、豊かになって余裕が出てくると、現実逃避というよりも教養のため、あるいは芸術性を求めたり、さらにはより強い娯楽性や刺激を求めるようになると思う。
なので、経済的に発展途上国が前者で、先進国が後者であるように思ってきた。
しかし、結果を見ると必ずしもそうでもなさそうである。
その要因も、もう少し調査分析できれば、その社会の姿が見えてくるのではないだろうか。