2010年4月13日 付け読売オンラインは以下を伝えている。
『文化審議会国語分科会の漢字小委員会が13日開かれ、新常用漢字を現行の1945字から5字減、196字増の2136字とする最終試案をまとめた。6月にも文部科学相に答申、秋以降の内閣告示を目指す。』
この日は、196字に加え、一般からの追加要望が多かった障碍(しょうがい)の 「碍」、三鷹の「鷹(たか)」などについても検討 したが、結局追加はせず、碍については「障害」という表記の見直しを検討している「障がい者制度改革推進本部」(本部長・鳩山首相)の結論を待つこととした。
また、新たな常用漢字表への追加候補196字のうち、瓦解(がかい)の 「瓦」など10字については、50%以上の人が振り仮名を付けてほしいと考えていることが、文化庁が示した資料で分かった。一方、残りの漢字は、おおむね 漢字での表記を歓迎する結果だった。
同庁は毎年「国語に関する世論調査」を実施しており、今年は常用漢字への追加候補について例文を示し、読む場合に「漢字のみ」「振り仮名付き」 「仮名書き」のどれが望ましいかなどを聞いた。
漢字で表記した方が分かりやすい、との意見で多かったのは「鍋(なべ)」(95%)、元旦(がんたん)の「旦」(94・8%)、「柿(かき)」(94・4%)など。上から120位までは、70%以上が漢字の表記でよいとした。また、大阪の「阪」 や、埼玉の「埼」など都道府県名に使われている11字を常用漢字に加えることについては、68・4%が望ましいとした。


常用漢字の改訂作業はもうかなりの期間行われており、その途中経過も報道されていた。
今回ようやく最終案に至ったようだ。
「障害者」という言葉は、確かに「害」という漢字を当てられたことで、悪いイメージを感じさせる。しかし「碍」という字は一般にはなじみがなくてあまりぴんとこない。
(もっともその意味が理解でき、広く使われるようになれればそうではないのだろうが)
なかなかふさわしい案が出るか難しいが、「障がい者」というようにひらがなにするのは一案だと思う。
その他、「鷹」は微妙なところだろうか。地名の「三鷹」をよく知っている人にはなじみが深い字ではあるのだが。
言葉は生き物みたいに時代によって使われなくなったり、よく使われるようになったりするから、何年〔何十年〕に一度はこういう見直しも必要だと思う。
そのプロセスで時代が見えてくるということもありそうである。