2010年7月1日付けasahi.comは瀋陽発として以下を伝えている。
『政府は1日から、中国人向けに個人観光査証(ビザ)を発給する条件を大幅に緩和した。対象を富裕層から中間層まで拡大し、海外旅 行ブームの中国から大勢の観光客を呼び込む狙いだ。溝畑宏・観光庁長官は同日午前、中国・瀋陽で会見し、中国メディアに日本の魅力を熱心に売り込んだ。』
中国人向け個人観光ビザの発給は昨年7月から始まり、年収25万元(約340万円)以上が条件の一つだった。新しい条件は年収6万元(約80万円)以上 かクレジットカードのゴールドカードの所有など。この結果、対象世帯も1600万と、約10倍に増えると期待されている。
申請先も従来の北京、上海、広州のほか、瀋陽、大連、青島、重慶の4公館にも広げる。今年度は中国大陸(香港、マカオ、台湾を除く)から、昨年度より8 割多い180万人の団体・個人旅行客をみこむ。
政府は、2019年に09年実績の4倍近い2500万人の外国人観光客の誘致を目指す。


かつては、中国と日本では経済格差が大きかったので、日本に働きに行きたいという中国人が多かった。それが様変わりしているようだ。
中国で経済的に豊かな層が増えた上に、日本でのビザ発給の条件が緩和されたわけだから訪問客の大幅な増加が期待できそう。
日本には、おもてなしの精神も伝統的にあるし、治安もいいし、観る所もたくさんあるはず。しかし、欧米からは遠いとか、物価が高いなど観光立国として成功しているとはいえないだろう。
そんな中、お隣の中国からの観光客が増えることは、日本にとって経済的に潤うこととにつながる。経済的な効果ももちろんだが、民間レベルで相互交流ができれば、お互いの理解も深まるはず。
日本はもっと、このようなソフトパワーに力を入れていくべきだと思う。